当社の強み
精密な部品の表面処理が得意です。
イオン窒化処理は380℃から行うことができ、従来の焼入れ法に比べ1/2程度の定温で効果が得られます。そのため、被処理物の変形(ひずみ)は極めて起こりにくく、精密部品に適した表面処理法といえます。
複雑な形状の表面処理が得意です。
高周波焼入れでは加熱コイルを部品に接近させることで加熱するため、複雑な形状の部品では焼入れ後の硬さにムラが生じる事があります。イオン窒化ではグロー放電により直接加熱を行うため、特別に加熱・保温設備は必要とせず均一な温度分布が得られ、イオン化された窒素ガスが均等に作用するため、複雑な形状の被処理物でも均一な熱処理を行うことができます。
幅広いサイズ・形状の製品を単品加工又は多品種小ロットで受注できます。
イオン窒化装置を、大型のものから小型のものまで多数保有しており、同時進行で単品加工又は多品種小ロット処理を行うことが可能です。
イオン窒化炉
出力 10Kw Φ500×700H 1基
出力 30Kw Φ700×1000H 1基
出力 30Kw Φ700×1500H 1基
出力 30Kw Φ700×1250H(1電源2炉) 1基
出力 60Kw Φ910×2000H 1基
出力 60Kw Φ910×2000H(1電源2炉) 2基
出力 200Kw Φ1300×4200H 2基
出力 200Kw Φ2000×2000H(1電源2炉) 2基
出力 30Kw Φ700×1500H(DLC) 1基
従来より短納期で納品できます。
従来から多く行われている焼入れ法では、いくつかの問題点があります。
①部品の変形(ひずみ)が発生し、このひずみを除去するためにひと工程を要する。
②高熱で加熱するため、部品の周囲の酸素に触れて酸化し、酸化スケールと呼ばれる煤状のものが付着し、これを除去するのにひと工程を要する。
③結果として、焼入れ法では、次の工程が必要となります。
受注 → 焼入れ → 焼き戻し → 酸化スケール除去 → ひずみ除去 → 最終検査
イオン窒化処理では、酸化スケールやひずみが発生しにくく、これらの工程は不要となります。結果的にイオン窒化処理で必要となる工程は次のとおりであり、短納期での受注が可能となります。
受注 → 洗浄 → イオン窒化 → 最終検査
低コストでの処理が可能です。
イオン化された窒素ガスによる窒化処理のため、公害対策等の特別な設備の必要がなく、低コストで受注することができます。
また、上記のとおり従来の焼入れ法と比べ、工程を大幅に削減できることから、低コストでの受注が可能となります。