レーザ焼入れ

​レーザ焼入れとは

 鉄鋼などの金属は、加熱して温度を上昇させた後、急速に冷却することによってマルテンサイト組織に変態し、硬くなる性質があります。この原理を応用し、従来から高周波焼入れなどの方法で、金属素材の耐摩耗性の向上や長寿命化が図られてきました。

 レーザ焼入れは、従来の方法では困難であった金属素材の表層面の改質や局所的な改質を実現する新しい焼入れ技術です。

 金属素材の表面にレーザ光を照射し、表面の薄い層を急速に加熱します。その後、レーザ光の照射が無くなると金属素材は内部への熱拡散・熱伝導により急速に冷却します。この自己冷却により表層面に局所的に硬い組織を形成します。

​レーザ焼入れロボット

​レーザ焼入れ装置

レーザ焼入れの様子

​レーザ焼入れの仕組み

レーザ焼入れの様子

レーザ焼入れの特長

特長1

​歪みの発生を大幅に抑制できるため、リードタイムの短縮やコスト削減を図る事ができます。

特長2

​超微細白色マルテンサイトを形成するため、耐摩耗性の向上と長寿命化を図る事ができます。

特長3

​従来の熱処理に比べて消費エネルギーが少なく、冷却油等も不要なため環境にやさしい熱処理技術です。

特長4

​ロボットを用いた高精度の処理により、複雑な形状の精密部品にも局所的な焼入れが可能です。

​レーザ焼入れの加工事例

レーザ焼入れによる材質ごとの硬さと深さ(自社実績)

対象製品

例)ギヤ、カム(板カム、溝カム)、レール、キー溝、金型 など